

11月8日(土)、岡山大学病院主催の「臓器提供施設連携体制構築ワークショップ」と岡山県主催の「岡山県臓器移植ワーキンググループ会議」に参加しました。
午前の部「臓器提供施設連携体制構築事業ワークショップ」では、まず、各関連領域の専門家の方々による日本の臓器移植医療の現状や課題やトピックスを学び、グループワークでは、終末期医療の選択肢の情報提供(オプション提示)等=Bad Newsをいつどのタイミングでどのように伝えるべきか、どのような点に配慮すべきかを導き出すワーキングを行いました。また、川崎医科大学附属病院の宮本聡美先生による特別講演も行われました。
日々精力的に活動し移植医療を支えられている先生方のお話は非常に学びの深い内容で、参加者との質疑応答も活発に行われていました。
午後の部「岡山県臓器移植ワーキンググループ会議」では、津山中央病院の前山救命救急センター長による症例報告と、脳死判定セミナーが行われ、セミナーでは、救命救急科医師、EICU看護師、検査技師が講師となり、グループごとにラウンドしながら、役割を決めて脳死判定の実際の流れや配慮すべき点などをより実践的に学ぶことができました。
★9:00~12:30
岡山大学病院主催「臓器提供施設連携体制構築事業ワークショップ」
内容:1 臓器提供総論(小原隆史医師)
2 臓器移植改革の現状と今後の臓器移植医療の在り方について
(厚生労働省健康・生活衛生局難病対策課移植医療対策推進室室長補佐
出内主基氏)
3 ファミリーアプローチ、Bad Newsの伝え方(塚原紘平医師)
特別講演:高位頚髄損傷の幼児例での脳死下臓器提供の経験
CT Angiographyを用いた脳死判定について~
(川崎医科大学附属病院 救急科 宮本聡美医師)
★13:30~16:00
岡山県主催「令和7年度 第2回 臓器移植ワーキンググループ会議」
内容:1 「症例報告 (ECMO装着ドナーからの臓器提供)」
津山中央病院 救命救急センター長 前山博樹医師
2 脳死判定セミナー
