|
公益財団法人 岡山県臓器バンク
理事長 田中信一郎 |
|
|
今年こそはいつもの生活が戻ってきて欲しいという願いに、確かな希望が持てる情報を耳にし、目にする機会が増え、期待と安心が膨らみます。臓器提供についても、コロナ禍の3年間、臓器の提供数が全国的には減少していましたが、昨年より減少傾向から増加に反転する兆しがあります。特に岡山県では、移植を希望して待機してくださっている皆さまには朗報となるほどに、コロナ禍以前にも増してご提供の連絡をいただける年になりそうです。3年間の厳しい環境の中でも臓器移植に心を向けてくださっていた県民の皆さまや救急医療に携わる医療者のご尽力の賜物と感謝しております。
私ども岡山県臓器バンクは、これまで「人生の最期の段階にある方をどのように看取るかというテーマにおいて、その一つに臓器提供という選択肢がある。」との思いで、皆さまに臓器移植に意識を向けていただけるよう活動してまいりました。今後もこれまで以上に努めて参る所存でございます。皆さまの一層のご理解を賜れば幸いです。
|